2016/11/28
銀行のサービスを受けると必ず発生するものと言えば手数料。
銀行で取引を行う際にも、ATMで振込やお引き出しを行う際も時間帯によっては支払う必要のあるものですが、ATMについては八十二銀行の場合、一定の条件を満たすことでATM利用時の手数料を無料にすることも可能です。
目次
ATMにかかってくる手数料
銀行で最も利用することが多いものといえばATM。
お金をおろしたり振り込んだりと、銀行に行くよりもATMに立ち寄ることが多いかと思います。
八十二銀行のATMでは手数料がかかるのは基本的にお引き出しかお借り入れの2つです。
お引き出しについては時間帯によって変わりますが、平日8時45分から18時までの間は無料でお引き出しが可能です。
それ以外の時間帯に曜日ではお引き出し、お借り入れ共に108円の手数料がかかります。
この他にもATMからの振込でキャッシュカードからの振込の場合にも同様の曜日と時間帯で108円の手数料がかかります。
現金の場合、手数料は発生しません。なお振込の際にはこの他にも振込手数料が発生します。
このようにATMの手数料は、平日昼間は無料ですが土日祝日でお出かけの際には必ず手数料がかかってしまいます。
では休日前にお金をおろしておけばよいかと言うと、無料の時間帯が18時までなので会社員などのお勤めの方の場合は、お昼に時間の取れない限りはなかなか無料で利用するのは難しいかもしれません。
しかし、そんな手数料を無料にする手段があります。
それがATM手数料割引サービスです。
ATM手数料割引サービス
このサービスは一定の条件を満たすことで、八十二銀行のATMと提携のコンビニATMの手数料がお得になるサービスです。
毎月の末日に現在のお取引内容を判定し、その内容と条件が該当する方のみが八十二銀行のATM手数料がいつでも無料の対象となり、ローソンやイーネット、セブン銀行の提携ATMの利用手数料が月間2回まで割引で108円になります。
このサービスを受けるには申込は必要なく、一定の条件を満たしていれば利用可能です。
ATM手数料割引サービスの利用条件
ATM手数料割引サービスのある一定の利用条件を満たしていればお引き出し・お借り入れはいつでも無料になる仕組みですがではどのような条件があるのでしょうか?
その条件は以下の4つがあります。
- 給与受取+積立型商品+インターネットバンキングの3つにご契約している方
- 年金受取+お預り資産100万円以上の方
- 住宅関連ローンをご利用の方
- お預り資産が1000万円以上の方
上記4つのうちいずれかの条件を満たしていれば翌々月から1ヶ月間割引サービスを受けることができます。
それぞれの条件の詳細については以下のようになります。
給与受取+積立型商品+インターネットバンキング
給与受取はお勤め先の給与が八十二銀行に給与振込として入っているものを指します。
このさいに通帳の摘要欄にはキュウヨと表示されているものに当たります。
また、過去3ヶ月のうち、2ヶ月以上で1口10万円以上の振込入金を対象としており、自動送金サービスなどの振込入金ではサービスの対象にならない場合がありますので気をつけましょう。
次に積立型商品ですが、これはリレー積立、定期積金、財形預金、投信積立サービス、外貨積立サービスのいずれかをご利用で、判定日に残高のある口座が対象となっています。
投信積立、外貨積立両サービスについては解約した場合対象外になりますので注意しましょう。
インターネットバンキングはその名の通りインターネット上でお取引などを行うもので八十二銀行のホームページで登録する必要があります。
年金受取+お預り資産100万円以上・お預り資産1000万円以上
この条件について、年金受取については少し注意が入ります。
ここで言う年金はあくまで国民年金、厚生年金、共済年金などの公的年金が対象になります。
そのため民間の保険会社などが提供する年金商品での年金受取は当てはまりませんので注意しましょう。
お預り資産はリレー積立や定期積立、財形預金などを含めた円貨定期預金の合計残高が対象となります。
これはいわゆる貯金と考えてもらっても大丈夫でしょう。
それ以外でお預り資産に含まれるのが投資信託サービスやMMFを含めた投資信託の合計残高。
外貨預金サービスによる預入を含めた外貨上手、外貨普通預金、外貨定期預金、特約付外貨定期預金などの外貨建預金の合計残高が対象です。
この他にも国債や個人向け国債、県債、市町村債などの公共債に当てはまるものの合計残高も対象です。
なお第4の条件のとなっているお預かり資産が1000万円以上もこの条件に当てはまります。
利用の前に現在の貯金の状況や資産管理について確認を行いましょう。
住宅関連ローン
住宅ローンについては住宅金融支援機構に長期固定金利住宅ローンのフラット35を含めた住宅ローンとリフォーム・エクステリアローンなどが対象になります。
この他注意したいのが親子二世代住宅ローンと夫婦連帯債務住宅ローンです。
前者は親に当たる方が、後者は債務の負担割合が多いお客さまが対象になります。
このあたりは利用前に確認したほうがいいでしょう。
八十二銀行のATM手数料割引サービスを利用する時はこれらの条件をクリアしている必要があります。
若い方で日頃から給与振込などで利用が多い方でしたら問題なく利用できるでしょう。
ご年配で給与の振込がないような人の場合は公的年金の受取などでも利用できるので問題なく利用できます。
もし日頃から八十二銀行を利用しているのでしたらせっかくなら手数料をなくしてATMをもっと使いやすくしてみませんか?