2016/11/28

外貨預金を行えば、高金利で預金できたり、為替差益を得られたりと、さまざまなメリットがあります。
インフレになった場合の対策としても役立ちます。
八十二銀行をはじめ、多くの銀行で外貨預金の商品を取り扱っているので、ぜひはじめてみましょう。
目次
外貨預金とは
外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨で行う預金のことです。
日本は現在超低金利なので、銀行にお金を預けてもほとんど利息は期待できませんが、海外には日本よりもずっと金利が高いところもあります。
また、為替レートの変化によって差益を狙うこともできます。
一番メジャーなのは米ドルで、ユーロや豪ドルなども人気が高いです。
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外貨預金のメリット
外貨預金には主に3つのメリットがあります。
金利が高いので利息がたくさんつく
1つ目のメリットは高金利で運用できることです。
日本の銀行は低金利なので利息はほとんどつきませんが、海外の銀行は日本に比べて高金利であることが多いです。
米ドルやユーロの場合は日本の金利とそこまで変わりませんが、中にはブラジルレアルの12.25%やトルコリラの8.00%、南アフリカランドの7.00%など、大変金利が高い国もあります。
金利が高い国は新興国が多く、急激な経済成長による物価上昇を抑えるためにも金利を高水準にしているのです。
高金利で預金をしたい方は新興国を中心に金利の高いところを探してみましょう。
為替差益が得られることも
金利よりも、さらに大きな利益を得られる可能性があるのが為替差益です。
これが2つ目のメリットです。
円安になるほど外貨の価値は上がっていきます。
円安のときに預け、円高になってきたら引き出して資産を増やしましょう。
インフレに対応できる
3つ目のメリットは、資産の一部を外貨で保有しておくことで、インフレ対策にもなるということです。
資産を日本円でしか持っていないと、もしもインフレになって物価が上がったら貯金の価値が大幅に下がってしまいます。
しかし、外貨で資産も持っていればすべての資産の価値が下がることは避けられます。
外貨預金のデメリット
反対に、外貨預金にはどんなデメリットがあるのかを紹介します。
手数料がかかってしまう
外貨預金を預け入れたり、払い戻したりする際には市場の為替レート(TTM)ではなく、銀行所定のTTSとTTBが適用されます。
TTSとは、銀行に預け入れる際に円から外貨に交換する相場です。
八十二銀行の場合米ドルはTTMに1円、ユーロの場合は1円50銭がプラスされます。
TTBは引き出しの際に外貨から円に交換するときの相場を指します。
八十二銀行では米ドルはTTMから1円、ユーロの場合は1円50銭引かれます。
為替に変動がなかったとしても、手数料がかかる分、預金額は減るので注意しましょう。
元本割れするリスクも
また、円高がすすめば損失が生じるリスクもあります。
為替市場を予測するのは難しいため、専門家であっても完全にリスクを回避することはできません。
市場の動向をチェックして、リスクを最小限に抑える必要があります。
もしも満期日に円高になってしまったら外貨預金を継続して円安のタイミングを待つことも可能です。
また、もし外貨を使用できる国へ行く予定があるなら、外貨のまま使うという手段もあります。
円に変えないで使用すれば為替差損は発生しません。
円預金と違って保障がされていない
普通預金や定期預金では、ペイオフ制度によって1000万円まではたとえ銀行が破綻したとしてもお金が戻ってくる保証がついています。
しかし外貨預金の場合はペイオフが適用されません。
もしも銀行が破綻してしまった場合は、銀行の状態に応じてできる限りで返還されることになります。
銀行が破綻するような状況になることは滅多にありませんが、保障がないことは覚えておきましょう。
八十二銀行で取り扱っている外貨預金商品
八十二銀行では、
- スーパー外貨定期預金
- 一般外貨定期預金
- 貯蓄型外貨普通預金「外貨上手」
- 外貨普通預金
- 特約付き外貨定期預金
の5つの商品を扱っています。
普通預金は1通貨単位から預け入れができるので、初心者でもはじめやすい預金です。
定期預金の場合は預け入れる額が少なくとも10万円以上必要ですが、金利はより高くなります。
お近くの銀行で外貨預金にチャレンジ
外貨預金には日本よりも高金利で預金できたり、為替変動による差益を得られたりといろいろなメリットがあります。
逆に円高に傾いて損をする可能性もありますが、資産を日本円だけで持っているのもインフレになれば価値が下がるおそれがあるので、安全とは言い切れません。
一部のお金を外貨で持っておいた方がリスクを回避できる可能性もあります。
銀行の窓口に行けば簡単に申し込むことができるので、興味がある方はぜひ行ってみましょう。